慶應義塾大学院メディアデザイン研究科研究室を訪問しました!

3月25日東京都港区東京ポートシティ竹芝オフィスタワー内にある慶應義塾大学院メディアデザイン研究科の南澤教授の研究所である「Cybenetic being lab」を訪問し最先端のVR技術の研究を学びました。

今回の企画は内閣府が主導する未来の社会を作る技術目標である「ムーンショット目標」の核となるサイバネティックアバターの研究について、学生向けの説明と体験ワークショップの実施を申し込み、

浜松町駅から徒歩5分の東京ポートシティ竹芝ビルの中に研究所があります。

初めに、南澤教授より、研究内容についてわかりやすく説明していただきました。

〇幼少期のディズニーランドでの体験が研究者へのきっかけであること。
〇VR研究は1965年ごろには始まっていたこと。
〇2014年ごろから安価なゴーグルセットが販売され一般に普及したこと。
〇触覚の研究について、switchやプレイステーションなどのゲームで多く実装されている。(レースゲームなどでコースの内と外で減速具合が変わるなど)
〇VRゴーグルの先に別の現実空間のロボットがあり、それを遠隔操作する。これを「テレグジスタンス」と呼んでいる。
〇この技術によって身体に障害のある人も学校に通うことができる。
〇世の中がコロナ禍になり、人々の接触ができなくなると肌のぬくもりを感じる機会が失われた。(スキンハンガー)
〇そこで、オンライン上でも相手の触ったものの感覚が伝わるデバイスを開発。

ここで、実際に感覚が共有できる装置を体験しました。紙コップの中に砂やビー玉を入れるともう一方の入っていないほうでもその時の触覚が振動を通じて同期されました。

次に、複数アバター分身実験という、一人の人間が複数のロボットを操り、複数の役割をこなすというものです。
実際に日本橋にある「分身ロボットカフェDAWN」では、ALSなどの身体的な不自由を抱えた男性がロボットを複数操りながら、座席案内、メニュー案内、配膳、接客といった複数のタスクをこなすことができているそうです。

https://dawn2021.orylab.com

実際に使われいるロボットです。簡単な身振りで意思の疎通が可能です。障害のある方は人間関係が家族や介護関係者など限られた人間関係になりがちですが、こうした技術のよって社会とのつながりを持つことができます。

その後、ラボの中にあるVRや触覚に関する体験をさせていただきました。陶芸の作業で指にかかる感覚を遠隔で共有する体験では、想像以上に精度が高く驚きでした。

その後、「未来のコミュニケーション」というテーマでのグループワークに取り組み、それぞれがアイディアを工作として表現し、発表しました。それぞれがユニークなアイディアを出すことができました。

参加した生徒の感想です。

今回は貴重な経験をさせていただき、本当にありがとうございました。私は今回実際にVR器具などを使わせていただいたり、研究・開発したものを体の不自由な人たちが社会参画をできるように利用していることを紹介していただいたりなど、ムーンショット計画がどのような過程で進められているのかを理解し、様々な取り組みがあることを新たに発見することができました。今回学んだことは将来自分がなりたい仕事につながることだと感じたのでこれらを活かして努力を重ねたいと思います。本当にありがとうございました。 2年 中根隆広

本日は貴重な体験に触れる機会をいただきありがとうございます。身体や認知能力をテクノロジーで支えていく研究について聴く中で、自分が触っていなくても他の人と感覚を共有できる機器に驚きました。陶芸の繊細な力加減を共有する体験では、映像に映る陶芸家の作品を作る際の力加減が指先から腕まで伝わり、映像を見ているよりも職人の技術を身近に感じられた様な気がします。元々情報分野には興味がありましたが、今回の経験を機に、VR技術をどの様に社会実装していくのかを考えさせられるきっかけになりました。2年 宇土こはる

最後に記念撮影。

昨年に続き、ムーンショット目標に関する最先端の研究に触れ、刺激にあふれた経験をすることができました。

対応いただいた南澤教授と内閣府のみなさん、本当にありがとうございました。

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